Torolic World杯 - Millennium Championship 2000A.D.

(#040) "うし" The Wdt. COMMON-SENSE    2000

  2000年度オンライン・フラッシュWDT杯のチャンピオンが決定!
  今回の副賞は、ボードゲームのタージ・マハールです。
  関東ゲームサークル系の Game-er "うし"氏の功績に対して拍手!

      (Game-Masterの年間ツアーの最終成績はこちらへ

  1999年10月に試験的に始まったオンライン・フラッシュは、その確かな手応えにより、2000年1月からは年間トータルの勝利者を決めるべくWDT杯年間ツアーのレギュレーションが組まれて更なる発展を遂げました。
  Yahoo Spades、Yahoo Poker、名古屋EJF、IRCとろりんといった様々なバックグラウンドを持ったプレイヤー達によって発進したオンライン・フラッシュ。年間ツアー第1戦は、当時ゲームサークルで話題をさらっていたカタストロフ系ゲームのキピットが掛かったプライズ争奪戦で幕を開けました。そして、この会から関東ゲームサークルで名をはせているうし氏が参戦をしています。後に年間チャンプを勝ち取るうし氏ですが、そのテーブルゲームに関する腕は関東のみならず知れ渡っているほどのプレーヤーです。また、このフラッシュ企画の根源を作ったNIFTY-ServeのFGAME同窓者と言うことも忘れてはなりません。氏の参加が懐かしくもあり、また(どこで聞きつけたか分からなかったので)嬉しかったのを覚えています。初回から5位デビューと、まずまずのスタートだったようです。このキピット杯を制したのはお膝元の名古屋EJFのコアメンバーであり、かつYahoo Spadesのルールオーナーでもある"THE 教祖"こと恵三氏でした。
  年間ツアー第2戦は、名古屋EJFの顔ミスターEJF氏、北陸のサークル代表かじ氏、後にイム軍団の顔となる東の虎氏、そしてけえええ氏が初参加を果たしています。このときは、かじ氏が2位デビューという驚異の成績で話題を振りまきました。オフラインでは会ったことのないプレイヤーですが、さすがサークルの代表を張るだけの存在という印象を与えました。
  3月度は、印象的な出来事があったピリオドです。参加派閥のうちゲームとは直接関係の無かったIRCとろりんからたらお(現どんぶり)氏が優勝したことと、うし氏がそのゲーム師ぶりを発揮しWDT杯史上初の完全回答を成し遂げたことです。お題「アイドル」が足を引っ張って準優勝、そしてアイドル系のバックグラウンドを持つたらお氏がそれを退けて優勝という対照的な結果も印象的でした。またB2氏もこの回にデビューを果たしています。
  4月度は参加者数が飛躍的に伸びた回でした。この回でついに参加3回目のうし氏が初優勝をさらっています。初参加者の中では東北のサークル系プレイヤーgen氏が3位デビュー。やはり、普段からゲームを遊んでいる方は初参加でもこうやって印象に残るビューを果たすものです。
  第5戦は、シルバー氏出題の「ばね」が難問(しかし良問)として話題になりました。そして、かじ氏とYahoo Poker系のキムチが1点差の名勝負を繰り広げ、辛うじてかじさんが初優勝を果たしています。また、この回も前回に続いて参加者が飛躍的にに伸びた回ですが、いわゆるイム軍団(虎軍団)インベイジョンが目立ち始めた次期でした。
  年間ツアーも中盤に入り、WDT史上初の2勝プレイヤーが出たのが第6戦です。関西JAGA系同士の戦いとなったこの回どちらが勝っても2勝目と言うところでしたがいわた氏が勝利しました。
  第7戦は、カードゲーム争奪戦 Volltreffer杯。これを制したのがWDT杯初期の名プレイヤーとらじろう氏です。お題TOP獲得数記録保持者でありながら、未だ優勝無しということで、当時無冠の帝王と評されていた氏は、前回の3位からの好調を維持しこの回でついに初の栄冠を勝ち取りました。また初回からの参加者でありながら特に背景を持たない無派閥のプレイヤーとしても珍しかったのですが、WDT杯における存在感は絶大でした。
  第8戦は、記録的なピリオドでした。優勝者は、たらお名義から改名したどんぶり氏が2度目の優勝。しかも、これは2位に28点差を付けるという記録的な勝利でした。しかしそのすぐ下は、対照的に3位が3人並ぶという激戦状態でもあり、B2氏やmilk氏といったところが好成績を残しています。また、珍しい参加者として、FGAME同窓者であり、元名古屋EJFコア、めぐろんフォーマットの由来になっためぐろん氏が初参加された回としても印象的です。
  第9戦は、これといった印象はなかったのですが、上位安定者順当に戦いを繰り広げた中、ブービー王バネストこと中野氏がプレイスタイルを変えて17位にランクしたのが一つの事件でした。WDT杯も回も重ねて第11回、3人目の2勝プレイヤーとしてtsatoshi氏が勝利しました。
  いよいよ終盤戦の第10戦。年間エントリーの最低条件(参加数10回)が揃う最初のピリオドとして Volle Lotte杯が幕を開けました。そして、この回に2000年度のランキングには無関係ですが、"ニュータイプ"ひらおか氏、さらには、あんだー氏が初参加を果たしています。特に注目だったのは、関西の実力者あんだー氏の参加でした。いわた氏と共に既に実績のあるプレイヤーの参加は、今後のWDT杯に多大なる影響を与えるのは間違いないからです。そして、この回の優勝者は、謎のポーカープレイヤーけえええ氏、準優勝者がwatowato氏。最初の暫定ランキングは、初代大常識人のwatowato氏が1位を勝ち取りました。
  第11戦は、ニュータイプ旋風が吹き荒れました。2回目の参加となったひらおか氏が初優勝。年間ツアーには直接関係のない氏ですが、この優勝でけえええ氏が史上初のV2を阻み、また同時期に行われていた第2回Advancedでも、シングルスコア6の新人とは思えない驚異的な成績で優勝を果たしており、いきなり2冠、そして連勝ストッパーの功績とともにニュータイプの異名を轟かせ、WDT杯ならず他サイトのワードゲーム企画でも恐れられました。この時点で年間チャンピオン争いは、ゲーム師うし氏と2000年に入って未勝利の初代常識人watowato氏の争いになりました。
  2000年度最終戦12月度は、ゲーム師うし氏がこの年どんぶり氏と並ぶ年間2勝目を果たし、watowato氏との勝負に決着を付けました。うし氏の成績如何ではたとえ優勝でなくてもwatowato氏が年間チャンピオンを取れると言うことでそういう部分でも要注目の最終戦でした。長期戦の醍醐味という部分が見られ、最後の最後までもつれた2000年度年間ツアーでしたが、初代チャンピオンは、2.5勝を果たしたうし氏がその栄冠に輝きました。




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