Torolic World杯 - Millennium Championship 2004A.D.

(#140) "WhiteWood" The Wdt. COMMON-SENSE    2004

  2004年度オンライン・フラッシュWDT杯のチャンピオンが決定!
  今回の副賞は、ボードゲームの未定です。
  "WhiteWood"氏の功績に対して拍手!

      (Game-Masterの年間ツアーの最終成績はこちらへ

  気が付けばオンライン・フラッシュの5年を経過しました。開始当初、関西ゲームサークル系のあとぐ氏のサイトで既に歴史を作っていたWEBフラッシュの3年を短期目標に続けていましたが、なんという巡り合わせか私がそこで優勝した次の回でその企画は幕を閉じることになります。継続することの難しさは、十分理解できるし、分かって居るつもりなので、逆に可能な限り歴史を綴っていこうと思いを新たにします。2004年度は、昨年からスケジュールの遅れをなかなか取り戻すことが出来ず、少し戻しては疲れてまた遅れる、といった感じを繰り返しましたが、後半やや強引に仕切ってもう少しと言うところまで来ました。さて、では1年前を振り返ってみましょう。第1回戦は、BossFさんやR.G.M.さんが参戦されてきた回でしたが、そのBossFさんがいきなり4位デビューと、さすがに他サイトでも活躍しているだけあるなと思わせました。また、ハナビさんも5位と健闘。昨年沈んだふじどんさんも、また2位発進と好スタートを切ります。そんな中、優勝したのがひらおか氏。年間ツアーはまだまだ始まったばかりなのでこの時点では何とも言えませんでしたが、ひらおか氏はこの後年間ツアーを牽引していくことになります。
  第2戦は、EJFでも活躍中のきつねび氏が初参戦。これは新たなケミストリーを生むかと注目される中、昨年度十傑入りを果たしているWhiteWoodさんが2度目の優勝を果たしました。また2位にふじどんさんが付けて、2004年度は2002年度並の好調ぶりをアピール、3位にはmrsh氏、7位にくまたろう氏と新しい勢力も伸び始め昨年度とは違った雰囲気を作り始めています。しかし、これは昨年惜しくも年間優勝を逃したあんだー氏やいわた氏など関西ゲームサークル系の参加が無いことも一つ噛んでいます。
  第3戦は、珍しく新規参入者の居ない回となりました。ここではgen氏が久々の優勝を飾り、WhiteWood氏の連覇を阻みます。やはり連覇というのは達成できそうでなかなか達成できない偉業なのです。ここで、3位にビーバー氏が居るのに注目です。このときは、まだ私はさほど注目してはいませんでした。
  第4戦は、ひらおか氏が早くも2勝目。しかも通算6勝目というメモリアル・ヴィクトリーとなりました。早くもひらおか氏独走かとの声も聞かれる中、tjrk氏やきりう氏といった2004年の顔が上位に進出してきています。初参加者もアクアフロート氏。名前は他サイトでお馴染みですが、後にその実力を見せつけることとなります。しかし、この回の話題は、お題TOP6人。まさにこれはオンライン・フラッシュのワークシェアリング状態か!(ぉ
  第5戦も、ひらおか、ふじどん両氏がこの年の年間ツアーで初優勝を狙うべく好位置に着けています。ふじどんさんとしては、2002年度のように最初独走ではなく程良い位置から様子を伺うという意味では、ここまでは申し分ない推移だと言えます。この回の優勝争いは、史上2度目のタイブレイクとなりました。"きりう vs tjrk"という2004年度を象徴するかのような名勝負でしたが、この初優勝争いにはきりう氏が勝利しました。また、IRCとろりんの個性派水井狼氏が過去最高の4位を記録したのは、さらに印象的でした。
  第6戦も、優勝争いは初優勝を賭けての戦いで、EJF軍として是非とも頑張ってもらいたい善スズキ氏と初参加以来常に優勝候補とされて来たミキティ(杉本未来)氏。結果は。善スズキ氏の優勝ということでしたが、オフラインでも生フラッシュをよく戦うことのある相手だけに、この回4位に付けていた私も少し悔しい思いを残すことになります。しかし、前半折り返しまで優勝がないのはふじどん氏。この回も3位に付け決して悪くは無いのですが、これは何か悪い予感が…本人の心中はどうだったでしょうか。
  第7戦は、この年を代表するプレイヤーがやはり上位でしのぎを削っていましたが、その中でなんと優勝したのがテスト回からの参加者である最古参の一人イムフレット氏でした。月例参加51回目での初勝利は、なんというか、ある意味すごく価値のあるものだと思います。しかも驚くべきはこの年だけで2回目のタイブレイクだったということです。相手はWhiteWood氏でしたが、この相手だからこそその価値もさらに高いものになったといえます。そして、この辺でこの年のある特徴が一つ見えてきます。新規参加者の現象です。実は、ある意味ここまで殆ど新規参入者ありで来られたのが不思議だったのですが、そういう意味では普通の状態に成ったのかも知れません。
  第8戦は、ここまで優勝の無かったミキティ氏がついに爆発した回でした。それまでのエネルギーを全て排出したようなその爆発力は、完全勝利まであと2点という快挙。もちろんシングルスコア・タイ記録で、同胞とも言えるきりう氏も圧倒し、ようやくチャンピオンの仲間入り。アドバンストでは既に優勝を果たしているので2企画制覇というおまけ付きです。この回で、年間ツアー前半を引っ張ったひらおか氏がやや後退する中、ふじどん氏が好調をキープし、ついに年間ツアー暫定1位に浮上。WhiteWood氏を僅かに交わしています。
  第9戦ですが、気が付いてみれば5期連続の新チャンピオン誕生と言うことになってしまいました。ビーバー氏のこの優勝でさらにこの年は華やかな印象を持つ年になったいう感じでした。2位のアクアフロート氏も今年を印象づけるのに一役買ったプレイヤーでしたが、ビーバー氏は初回で3位スタートを切って居るんですよね。年間ツアーに気を取られていましたが、可能性としては十分あったわけです。
  最初の暫定順位が出るこの回は、年間ツアー争いの4選手がそれぞれに頑張った回でしたが、ふじどん氏がやや順位を落としています。ミキティ氏、きりう氏が好調維持、特にきりう氏の後半の追い上げは凄まじく、印象だけから行くと、きりう氏がMVPではないかと思えるような雰囲気すらありました。それは優勝2回、準優勝2回という結果がそうさせているのでしょう。
  第11戦は、YahooSpadesからの新規参加者があった回ですが、上位2名は屈強です。ふじどん氏にとっては、前の回とこの回でやや後れをとったのがネックとなった様な気がします。3位のmittyun氏は裏順位で年間1位を走っている最中だったので、この記録にびっくり。しかし、これが目指すところだったので本人としては嬉しい成績。5位のmrsh氏も久々の上位参入で、ポテンシャルはいきなりの優勝も無いとは言えないポジション。一方で、ありんこ氏、しゅう氏、集中豪雨氏など復活組がこの頃見られてなかなか面白い布陣になったような気もします。
  またしても最終戦に委ねられた年間優勝争いの行方。WhiteWood氏とふじどん氏の争いは、いずれが勝っても初の年間タイトル。しかし、ふじどん氏にはここまで優勝がない。これは、ある意味2002年度の再現ではないかと思わせる、何か緊張感みたいなものがありました。昨年うし氏がタイトル奪還したのでエントリナンバー末尾"0"の法則もふじどん氏としては若干気にかかるところ。そして、結果は、ふじどん氏の優勝が先に決定し、WhiteWood氏の再回答待ちという自体に陥ることになります。経験的には後者やや有利と映りましたが…。年間ツアーを制したのは、エントリーナンバー#140のWhiteWood氏でした。ふじどん氏は、この年テレビ出演も果たし、乗りに乗っていた感じもしましたので、行けるか?という気もしましたが、皮肉なことに12戦全体ではふじどん氏が0.04ポイント上回っているのです。しかし、ワースト2を足切りに出来るレギュレーション上、逆に0.45ポイント下回ってしまいました。実力的にはほぼ互角。昨年度よりも僅差の年間ツアー結果となりました。 3位のひらおか氏、4位のミキティ氏、6位のgen氏はいずれも過去最高を記録していますが、tjrk氏やきりう氏、また10位に滑り込んできたビーバー氏といった存在も目新しい所で、これまでにないゲーム空間を形成しました。2005年度もまた新たなプレイヤー誕生してくると思いますが、どうなるか楽しみです。ここまで歴史が長くなると、また潜伏中のプレイヤーの存在も不気味ですね。(笑)
  2005年度から若干「お」付きなどのレギュレーションなど変えようかと思いましたが、保留にしたいと思います。また、ウェブスペース上過去問の閲覧が出来なくなっていますが、こちらは新しいURLに移行後、再度見られるようにします。同時に殿堂入りもそれらに合わせて行いたいと思います。




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